2021.10.8UP
妊娠中にピスタチオを食べてOK?妊婦さんがナッツ系を食べる際に注意すべきこと
妊娠中、ちょっと小腹が減ったとき「栄養価の高いちょうどいいおやつ」にピッタリなナッツ類。なかでも数年前から注目を集めているピスタチオは、スーパーやコンビニに並ぶお菓子やおつまみコーナーに登場し、まさにブームとなったスーパーフードです。
今回は、美味しくて栄養満点のピスタチオを妊婦さんが食べる際に気をつけるべきことをまとめてみました。
ピスタチオは妊娠中の女性におすすめ!
妊娠期はママと赤ちゃんの健康を維持するため、いつも以上に食事に気を使います。なかでも妊娠中に不足しやすいといわれる鉄や葉酸は、積極的に摂りたい栄養素。ピスタチオには、体の細胞や組織に酸素を運ぶための鉄分と葉酸の働きをサポートするビタミンB6が含まれていますので、まさに妊娠中の女性に摂っていただきたい食材というわけです。
ちなみに体をつくるたんぱく質を摂取するとビタミンB6が消費されるため、気づかない内にビタミン不足が起きていた……なんてこともあります。サプリメントもおすすめですが、できるだけ食材から栄養を摂ることも心がけてみてくださいね。
食べ過ぎ・加工に注意しよう!
上記で紹介したビタミンB6や鉄分以外にも、免疫力アップに欠かせないビタミンA、E、C、悪玉コレステロール(LDL)を減らし善玉コレステロール(HDL)を増やす働きが期待できるオレイン酸、塩分を排出してくれるカリウム、便秘の改善が期待できる食物繊維など、天然のサプリメントのような栄養素を持つピスタチオですが、妊娠中に限らず「食べ過ぎ」は禁物です。また、購入したピスタチオが加工食品かどうかは買う前に必ず食品表示をチェックを忘れずに。味付けで塩がまぶされているものや、バターがたっぷり入ったものはできるだけ避けた方が無難です。
低フォドマップ食を意識してみよう!
最近では、おなかにやさしい低フォドマップ食(FODMAP)も注目を集めているようです。小腸で吸収されにくい発酵性の糖質を意識してみようという考えで、便秘や下痢などおなかの不調が続く方にもおすすめとされています。
F(fermentable):発酵性の糖質
O(oligosaccharides):オリゴ糖(フルクタン、ガラクトオリゴ糖)
D(disaccharides):二糖類(ラクトース)
M(monosaccharides):単糖類(フルクトース)
And
P(polyols):ポリオール
ピスタチオには、オリゴ糖のフルクタンが含まれていますが、他にも小麦やきな粉、納豆、豆腐、牛乳、アイスクリーム、はちみつ、シュガーレス菓子、プルーン、イチジクといった一般的に「健康にいい」とされる食材の多くが高フォドマップに該当します。食材を食べないという選択ではなく、偏った食べ方ではなく適量を正しく食べてバランス良く栄養を取り入れていこうというスタンスが何よりもベスト。妊娠中は偏った食事になりやすいので、口にするものには、ぜひ意識してみてください。
参考:【小島屋公式サイト】