おしゃれFOODIEがいく〈口内世界旅行~台湾~〉

世界が移動を制限し、気軽に旅行を楽しめなくなってもう随分経ちました。外食の楽しみは緩和され、最近ではテイクアウトも充実してきましたよね。そこで提案したいのが「口内世界旅行」!おうちで世界の料理を食べて、旅行気分を味わいましょう。

第16回は「台湾」です。

人口約2,300万人、面積は九州と同じくらい。台湾は国際的に中国の一部とされていますが、台湾は自国の建国を目指している国です。日本との関係は良好で、台湾における対日世論調査の結果でも、日本は好きな国とされ、親しみも深いことで知られています。

というのも、1895~1945年の約50年間、日本は台湾を統治していた関係にありました。ですので、高齢の方には、日本語で日本の教育を受けていた世代が存在するのです。

統治していたとはいえ、教育の安定、ダム建設、鉄道や道路を整備したという歴史背景から、親日家が多いといわれているそうです。

また、距離的にも日本から近いため、気軽な旅行先として選ばれコロナ前は多くの人が行き来してきました。そんな台湾の魅力は、人柄、親日、そして食べ物が美味しいところにあります。

台湾の人たちは、食をとても重んじているそうです。台湾には「吃喝玩樂」(チー・ホ・ワン・ロー)という言葉があり、食べて(=吃)、飲んで(=喝)、遊んで(=玩)、楽しむ(樂)ことが大好きな台湾人の国民性を表しているそうです。それと同時に「薬膳」の考え方が浸透しており、医食同源のもと、冷たいものや冷えたものは好みません。暑くても火鍋を囲むそうです。

外食も盛んで、朝から屋台やチェーン店で食べる機会が多いのは、まさに東南アジア諸国の雰囲気ですね。朝はビーフンやヌードル、おかゆのほかに、鹹豆漿(シェントゥジャン)という豆乳の温かいスープと油條(ヤウティウ)という揚げパンも一般的。鹹豆漿は、固まりかけの豆腐にザーサイやサクラエビが入っている感じなのですが、とても美味しいですよ。

日本人と同じく食いしん坊な台湾人。食についてボーダーレスなようで、各国の美味しいものが食べられているのだそうです。日本のフードチェーン店もたくさん進出しています。

さて、2022年の春節は2月1日。春節は中華系の文化で日本の元日にあたります。長期休みになり新しい年を迎えます。そこで台湾の春節で食べると縁起の良いもの8つご紹介しますね。

  1. 水餃子
  2. みかん
  3. パイナップル
  4. 大根 
  5. 長年菜(葉物野菜)
  6. 年糕(おもち)
  7. 發糕(蒸しパンのようなもの)

これらは日本のおせち料理のようにそれぞれに由来があります。

レシピではあんこを使った「紅豆年糕」を紹介していますので、ぜひご覧になってください。本場の味はとっても甘いのですが、ご紹介しているレシピでは日本人の好む甘さに調整しました。あんこも小豆から煮るのではなく市販のあんこを使用し、手軽なレシピになっています。表面を油で揚げ焼きにして、カリカリの中もちもちという最高に美味しいおもちです。今年の春節に合わせて作ってみてください!

・紅豆年糕

<レシピの詳細は画像をタップしてください ↓↓↓>



参考:「Taiwan台湾観光局」HP

   「台湾zine」web

オフィシャルメンバー:滝野香織

タグ

    オススメコラム・特集

    このコラムに関連するコラム