マルチグリルに任せて安心、おいしい鶏もも肉焼き

鶏肉を安全かつおいしく食べるには

照り焼きチキンのように、鶏もも肉を丸ごと焼く料理は、簡単ですが焼き加減が難しいですね。厚みのあるお肉は中まで熱が伝わるのに時間がかかるので、外側は焼けたように見えても、中は半生のまま、という経験がある人も少なくないでしょう。鶏肉には「カンピロバクター」などの菌がついていることがあり、加熱が不十分だと食中毒を引き起こす可能性があります。新鮮なものでも、中まできちんと火を通したほうが良いでしょう。しかし、焼き過ぎるのは、鶏肉のおいしさを半減させてしまいます。鶏肉には70~80%もの水分が含まれていますが、加熱すると、約3割程度が肉汁として外に流れ出てしまいます。これは、筋肉を作っている繊維状のタンパク質が加熱によって縮み、スポンジを絞るように水分を外に押し出すためです。肉汁が出て水分が減ると、食感がパサパサとして硬くなりますし、肉汁と一緒にうま味成分も出て行ってしまいます。この変化は、温度が高くなればなるほどよく進むので、生焼けを避けようとするあまり、焼きすぎてしまうと、鶏肉のジューシーなおいしさは、どんどん失われてしまうのです。では、ちょうど良い焼き加減とは、どれくらいなのでしょうか。一般的に肉を調理する場合、中心の温度が75°C以上の状態を1分間維持すれば、衛生的に問題ないとされています。おいしさと安全性を両立するためには、この状態を目指すのが良いようです。

オートメニューで絶妙な焼き加減に

そうとわかっていても、この通りに火を通すのがなかなか難しいものです。ちょうどよく焼けているか、外から判断するには経験とコツが必要ですし、鶏肉は1枚1枚重さや厚みが違うので、いつも同じ火加減・焼き時間で焼いたとしてもうまく焼けるとは限りません。マルチグリルに任せれば、ジューシーで安全な鶏肉料理を、いつでも誰でも手軽に作ることができます。プレートパンに下味をつけた鶏もも肉をのせたら、オートメニュー「鶏もも焼き」と「火加減」を選択するだけ。センサー付き下火バーナーと遠赤外線の上火バーナーが、食材の大きさに合った適切な加熱時間を割り出し、安全かつおいしく焼き上げてくれます。火加減を調節したり、余熱を使って中まで火を通したり、更には消火まで自動でやってくれるので、手間もかからず楽々です。

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