2022.3.30UP
「桜ごはん」知ってる?合格祈願の縁起物と呼ばれる料理とは?
縁起かつぎとして一部の地域では合格祈願で食べられる「桜ごはん」。桜飯、おさくらとも呼ばれ、縁起物として古くから知られている桜ごはんに注目してみました。受験生や新社会人、新生活を目の前にしている方は、ぜひこの機会に試してみてくださいね。
「桜ごはん」ってなに?
桜という言葉が入ると桜色の華やかなごはんをイメージしそうになりますが、ズバリ白米に醤油を垂らした「茶めし」が桜ごはんです。一部では塩漬けにした桜の花を散らしたごはんや、桜でんぶ、梅干しといったピンク色に染まったごはんを「桜飯」と呼ぶ地域もあるそうですが、縁起物として一般的に認知されているのは、醤油・塩・酒・みりん・出汁を加えて炊いたごはんが「桜ごはん」です。静岡県浜松エリアでは学校給食にも出てくるソウルフードとして親しまれているそうで、受験日のランチに持っていくことがあるのだとか。炊き上げた時のごはんが淡い桜色のような色に染まることから桜ごはんとして定着したといわれているようです。
どうして縁起がいいの?
一部地域では合格祈願を祈って食べる縁起物として知られている桜ごはんですが、そもそも「米」そのものが、昔から縁起がいいとされる食材です。田植えから収穫まで手間暇かけて作られるお米という漢字は「八」と「十」を組み合わせたもの。末広がりを意味する「八」と、すべてが揃う「十」という縁起のいい数字の組み合わせから成り立つ言葉です。また、昔の人は米粒一つ一つに神様が宿るとし、感謝の気持ちを持って大切に食べようという風習がありました。今日でもお祝いのお返しに選ばれるお米、そして春を代表する桜。「桜ごはん」という春らしい言葉の掛け合わせもワクワクしますね!
これも「桜ごはん」?
ご紹介した桜ごはんは昔ながらの茶めしですが、思わず「桜ごはんだ!」と叫びたくなるような春の食卓を彩る料理もあります。毎日グリル部のレシピ検索では、桜ごはんと呼びたくなるような春レシピが公開されていますので、2つほどご紹介します。
・花ソーセージにぎり
<レシピの詳細は画像をタップしてください ↓↓↓>
桜の花びらに型取りしたソーセージをごはんに挟み、卵やオクラ、エビなどをのせた春にぴったりの花ソーセージにぎり。小さなお子さまが喜ぶフォトジェニックなおすすめレシピです。
・豆と小エビのごはん
<レシピの詳細は画像をタップしてください ↓↓↓>
春から夏が旬となるえんどう豆を使った豆と小エビのごはんは、見た目と食感が楽しめる混ぜごはん。近年、プロテイン(たんぱく質)が注目されていますが、植物性たんぱく質を豊富に含むえんどう豆は、体に優しくアレルギーリスクも低いとされる食材。栄養バランスの面でもおすすめのレシピです。
いろいろな切り口で楽しめそうな「桜ごはん」。春を感じる食卓メニューとしていただいてはいかがでしょうか。
参考:【天神屋】