さつまいもを甘くする方法

さつまいもの季節がやってきました。

甘くてほっくりした味わいは、みんなが大好きな秋の味覚ですね。

そんなさつまいも、調理法次第でもっと甘くなることをご存知ですか?今回は、その方法をご紹介します。

まずはさつまいもが甘くなるメカニズムについて。

実は収穫したてのさつまいもの糖度はそれほど高くありません。収穫されたさつまいもに含まれるでんぷんが、酵素によって分解され、麦芽糖に変化する糖化というプロセスを経て徐々に甘くなっていきます。


つまり収穫後に追熟することで、さらに甘味が増していくのです。

追熟に適した温度は10~15℃で、10℃以下になると低温障害を起こし傷みやすくなるそうです。また、保管温度が高すぎても芽がでたりしてしまいますし、腐敗の原因にもなってしまうので注意が必要です。

スーパーで購入したさつまいもは新聞紙などで包み、風通しのいい涼しい場所で保管しておくとおすすめです。

また、デンプンが麦芽糖に変わる時に酵素が活発になる温度は、70℃前後といわれています。つまりさつまいもを調理する際に上記の温度をいかに長くキープできるかが、さつまいもの甘さに大きく影響していきます。高温かつ短時間で加熱するのではなく、低温でゆっくりじっくり加熱するのがポイントです。オーブンを使う際には設定温度を低く、フライパン調理の場合は弱火で……など、ちょっとした工夫でさつまいもがぐんと甘くなるのでぜひ試してみてくださいね。

参考:さつまいもを甘くするには?6つの方法をご紹介! | DELISH KITCHEN

オフィシャルメンバー:小松 友子

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