甘酒が「飲む点滴」といわれる理由は?腸活や妊活におすすめの米麹甘酒の栄養効果

「飲む点滴」とも呼ばれている甘酒。とくにアルコールが含まれない米麴の甘酒は、腸活や妊活にもおすすめとされています。

なぜ甘酒が飲む点滴とされているのかを考えつつ、今回は麴研究120年を誇る河内菌本舗に、米麹甘酒が腸活や妊活に良いとされる理由や栄養効果について教えていただきました。甘酒の効能を知って、いつもの飲み物の選択肢に「甘酒」も入れてみてくださいね。



甘酒が「飲む点滴」とされる理由は?

「甘酒」に含まれているビタミンBは、「新陳代謝」に大事な役割を果たしてくれる栄養として美容にいいといわれています。例えば、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、肌や髪の細胞の活性化をサポートするビタミンB2、アミノ酸の代謝を促すビタミンB6など、それぞれ美容や健康に関係する大切な役割を果たしています。

甘酒が「飲む点滴」といわれる理由には、いわゆる美容点滴に入っていてほしい成分がギュッと凝縮されているからなのです。

注目すべき栄養素は「レジスタントプロテイン」

甘酒には、ブドウ糖・アミノ酸・オリゴ糖・食物繊維・ビタミンB群などが含まれています。ですが、注目すべき最大のポイントは、レジスタントプロテイン(RP)が含まれていること。

このレジスタントプロテインは、コレステロール値を下げる働きがあり、血糖値の上昇を抑え、腸内環境を整えてくれる効果が期待できるとされています。この美容と健康に有益といわれるレジスタントプロテインは、食物繊維と同じく加熱しても減少する影響はないと考えられていますが、加熱することで減少する説もあるそうです。減少する理由はまだ解明中だそうですが、考えられるのは、製造中に加熱殺菌処理をしていない甘酒はレジスタントプロテインが減少する可能性があるようです。市販の甘酒の大半は、製造段階で加熱殺菌処理をするため、飲む際に加熱してレジスタントプロテインが減少する心配は少ないと予測できますが、非加熱の場合はあまり温めない方がよいかもしれません。



腸活や妊活に「米麴甘酒」推される理由

米麹の甘酒が腸活や妊活におすすめされる理由は、どこにあるのでしょうか。それぞれチェックしてみましょう。

なぜ「腸活」にいいの?

米麹甘酒には、食物繊維やオリゴ糖が含まれています。これらは善玉菌を元気にして、悪玉菌の増殖を防ぐことが期待できます。その結果、腸内環境が整うだけでなく免疫力の向上にもつながるため、腸活に米麹甘酒がおすすめなのです。

なぜ「妊活」にいいの?

ビタミンB群が含まれているとされる甘酒ですが、そのなかで注目したいのが葉酸。葉酸といえば、妊活や妊娠中の女性におすすめの栄養素として知られており、造血作用があることや、胎児の先天異常を予防する妊婦に必要なビタミンです。豆乳との相性もよく、甘酒に豆乳を加えて飲むと整腸作用効果が期待できるのだとか。腸活とホル活の両方をまとめてできる、おすすめの飲み物になりますよ。

飲む点滴と呼ばれる甘酒は、美容と健康を目指す女性にぴったりのおいしい飲み物。いつものライフスタイルに取り入れて、身体の中からキレイな暮らしを送ってくださいね。



取材協力

【河内菌本舗】

【米麹・甘酒専門店のレンMURO】

【株式会社コラゾン A amasake専門サイト】

タグ

    オススメコラム・特集

    このコラムに関連するコラム