2023.1.14UP
知って損なし!甘くて美味しい、糖度の高い「みかん」の選び方
品種にもよりますが、みかんの旬は11月〜1月の寒い時期。
一般で認知されている糖度は、11〜13度ほどといわれていますが、せっかくなら甘くておいしいみかんを食べたいものですよね。このコラムでは、糖度の高いみかんを見分けるポイントを紹介します。
見た目で分かる、美味しい「みかん」
美味しいみかんを見た目から判断するなら、まず「色」に注目しましょう。品種によって多少の違いはありますが、一般的に熟したみかんは濃いオレンジ色です。
これは「カロチノイド」と呼ばれる色素成分がたくさん生成され、しっかり太陽の日を浴びた証拠。甘みのある美味しいみかんの特徴のひとつです。黄色味のあるもの、黄緑がかっているものは、まだ熟していない可能性があるので避けておくのが無難です。
次に、みかんの「形」で見分けていきます。みかんは横に成長する傾向があるため、横から見て平らな形をしているものを選ぶのがおすすめです。
最後に「皮」の状態もチェック。皮はハリツヤがあり、しっとりやわらかいものがベストです。皮の水分量が少なくパサパサしているものは、果汁が少なく味が淡白である可能性があります。また、皮の表面のブツブツも注目ポイント。「油胞」と呼び、穴が小さく、密度が高いほど熟しているといわれています。
ヘタの状態からも美味しさレベルが分かる!
みかんのヘタは、成長するにつれて色が変わります。最初は緑色、少しずつ黄色〜茶色がかった色に変化するため、熟したみかんを選ぶなら黄色〜茶色っぽい色のヘタがおすすめです。
また、ヘタの真ん中にある「軸」が細くて小さいと栄養が留まって糖度が高い傾向があるようです。逆に大きいヘタは水分が抜けやすく、早く成長しがちなため、うまく熟さないまま収穫されている可能性も。じっくり成長すると酸が抜けて甘さが増すので、その証拠でもある小さくて細いヘタを選びましょう。
多くの品種があるみかんは、その年の気候や環境によって味にも差が出ます。とはいえ、色や形、皮、ヘタの状態からより甘いみかんを選ぶことができますので、ぜひ参考にしてくださいね。
参考:【農家のレシピ】