寒い日やお正月に食べることが多い寒い時期の果物として知られている「みかん」。ほどよい酸味と甘みのバランスで、子どもから大人まで人気の定番フルーツですよね。

このコラムでは、美容と健康も良いとされる「みかん」について栄養素や期待できる効能を紹介します。

みかん1個のカロリーは？栄養価と効能

みかん1個あたりのカロリーは、約39～88キロカロリー。ビタミンＣやカリウム、βクリプトキサンチン、ビタミンＢ1などの栄養成分が豊富に含まれていますので、それぞれ期待できる効能について解説していきます。

【ビタミンＣ】

みかんと聞いて思い浮かぶ栄養素といえばビタミンＣ。このビタミンCは、きれいな肌のために大切なコラーゲン生成に関わる美容成分として知られています。

個人の体質や状態もあるので100%ではありませんが、ビタミンＣには免疫力を高める働きも認められているとされています。

【カリウム】

みかんには、カリウムも豊富に含まれています。ナトリウムを体外に排出する働きが期待できるため、高血圧の予防対策におすすめとされています。

【βクリプトキサンチン】

少々聞きなれない言葉ですが、みかんにはβクリプトキサンチンと呼ばれる栄養素も含まれています。

このβクリプトキサンチンは、骨粗しょう症の対策におすすめとされる栄養素。骨形成を促進したり、骨密度を高めたりする働きが期待できます。女性の場合、閉経後になると骨粗しょう症になりやすいため、摂取が推奨される栄養素のひとつです。

【ビタミンＢ1】

ビタミンＢ1も、みかんに含まれている栄養素。糖質がエネルギーになるときに必要な栄養素であり、疲労回復の働きも期待できます。美味しく手軽に摂取できるのも嬉しいポイント。

みかんの白い筋や袋に含まれている栄養素は？

口の中で違和感を残しやすいみかんの白い筋や袋ですが、ここには「ヘスペリジン」と呼ばれる栄養素が豊富に含まれています。

ヘスペリジンは、ポリフェノールの一種で、毛細血管を強化する働きが期待できる栄養素。血流の流れを良くしたり血中コレステロール値を正常にする、血中中性脂肪が低下するといった働きが期待できます。健康へのメリットを考えると、みかんの白い筋や袋は一緒に食べる方が効果的に栄養を摂取できるというわけですね。

ヘルシーで食べやすい、そしてなによりも美味しいみかん。美容と健康につながる「みかんの知識」を親子で話しながらいただいてみてくださいね。

参考：【農林水産省】

　　　【文部科学省】

　　　【わかさ生活 】

　　　【トラストリッジ 】