2023.3.4UP
春野菜のおいしい食べ方
3月になるとお店に春野菜がたくさん並びます。
みなさんは「春野菜」といえば、どういったものを思い浮かべるでしょうか。
通年出回るキャベツや玉ねぎも、春になると「春キャベツ」や「新玉ねぎ」といった名前でほかの季節に出回るものと比べてみずみずしく柔らかいものが出てきます。
こういった通年出回る野菜は使い方を想像しやすいですが、うどやふきのとう、菜の花など、春にならないとあまり出回らない野菜もたくさんあります。
春限定のお野菜の特徴は、ほろ苦さのあるものが多いという点です。
春になると虫が出てきますが野菜たちが虫に食べられないための自衛策として苦味を出すそうです。自然界の面白さを感じますね。
野菜が自衛の為に出す苦味は抗酸化作用が高かったりデトックス効果があるので、季節の変わり目で体調崩しやすいこの時期に食卓に取り入れるといいですよ。
とはいえ、苦みがあるものは苦手な方も多いですし調理法もよくわからなかったりしますよね。そこで今回のコラムでは春野菜を美味しく食べるコツをご紹介します。
困ったらまずは天ぷら
苦味は油と合わさることで和らいで食べやすくなります。特に春野菜は天ぷらにするとおいしいものが多いので、調理法に迷ったらとりあえずは天ぷらにしてみるのがオススメです。
私が特に好きな春野菜の天ぷらは、うどやふきのとう、それからタケノコです。
うどもタケノコも硬い部分よりも先端の軟らかい部分を天ぷらにすると美味しいですよ。
春野菜が苦手な人も天ぷらにすることで美味しく楽しんでもらえます。
うまみと合わせる
・あさりと菜の花の酒蒸し
<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>
苦味を和らげるコツの二つ目が「旨みが強いものと合わせること」です。旨みというのは出汁になるようなものを指し、鰹節や煮干し、肉類、貝類などがその一例となります。
ちょうど春に旬を迎えるあさりは春野菜との相性も抜群。特に菜の花は、あさりと一緒に酒蒸しにすると美味しいですよ。
マルチグリルでも作れるのでこちらのレシピをご参照ください。
油+うま味で最強に
春野菜の苦味が、油と旨味を加えることで食べやすくなるということをご紹介しました。
この合わせ技としてお勧めできるのが、炒め物です。
菜の花ならオリーブオイル、ニンニクと一緒に炒めてペペロンチーノにしてみたり、タケノコなら豚肉と一緒に油で炒めてみたり。仕上げにかつお節をかけるのもうまみ倍増でおすすめです。
春野菜の食べ方のコツをご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
「これだったらできそう」というものがありましたらぜひお試しください。
参照:独立行政法人農畜産業振興機構HP
オフィシャルメンバー:戸根 みちこ