米粉パンは大丈夫?アレルギー症状が出る理由と米粉食品のチェックポイントを紹介

体にさまざまな影響を与えてしまう「アレルギー」。

近年は、小麦アレルギーのある人が米粉パンを食べてアレルギー症状が出るという事例が全国で報告されているそうです。

米粉パンを買っているのにアレルギー症状が出てしまうその背景には、米粉食品を買う際に注意しなければいけないポイントがあります。

このコラムで解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。



米粉パンを食べてアレルギー反応が出る理由は?

健康志向の高まりによって、米粉パンの需要が高まっています。

米粉パンを購入する人も、単純に「米粉パンを食べたい」だけではなく「小麦アレルギーがあるから小麦でつくったパンが食べられない」という人もいます。

ではなぜ米粉パンでアレルギー反応が出るのでしょうか。

考えられる理由とそのような問題を回避するためのチェックポイントをまとめてみました。

理由1:米粉パンに小麦粉が使われている

米粉パンと名乗っている商品の原材料に「小麦粉」が含まれていたというケース。

つまり「米粉パン」という名前だけであって、「小麦を使用しないパン」というわけではないということです。

小麦アレルギーがあり、小麦を避けなければいけない人は、商品名だけで判断して購入するのではなく、原材料の表示に「小麦」「グルテン」が記載されていないかチェックしましょう。

理由2:小麦が混入している

米粉パンに小麦が混入していることもアレルギー反応が出てしまう原因のひとつ。

米粉パンを作っている同じ工場で小麦粉を使ったパンを作っている場合、このケースに該当します。

個人差はありますが、ほんの少量でも小麦が入ってしまうことでアナフィラキシー症状を起こしてしまう人もいます。

商品のパッケージをチェックする際に「製造工場では、小麦を含む製品を生産しています。」と記載されていたら避けた方がおすすめです。

理由3:原材料が表示されていない

一番困るのが、商品に原材料名が記載されていないパターン。

判断がつかないまま小麦が含まれたパンを食べてしまうこともあります。

例えば、パン屋さんやケーキ屋さんで買うパンやケーキには、原材料が明示されていないことが多いですよね。

このようなときは「米粉パンと書いてあるから、大丈夫だろう」と過信せず、お店の人に小麦粉が使われていないか確認するようにしましょう。

また上記でも触れたように、店内に工房がある場合、小麦粉を使ったパンも一緒に製造していることも珍しくありません。

少しでも小麦粉が混入する可能性があると考えられるなら、できるだけ避けておくと安心です。



年々増えているといわれている小麦粉アレルギー。

食に対する意識をアップデートするというポジティブな意味としても、原材料をチェックする、お店の人に聞くなど工夫をしてみてくださいね。

参考

【消費者庁】

【食品アレルギー研究会】

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