2023.6.2UP
さっぱりおかずで梅雨を乗り切る
蒸し暑くなると食べたくなるのは、さっぱり味のおかず。
梅雨時期は胃が弱くなりやすい傾向にあるので、油っぽくこってりした食事より、口当たりがやさしくのど越しもいい、さっぱりとした料理が食べたくなりますよね。
そんな「さっぱりしたおかず」に使う調味料といえば“酢”。
湿気の多い梅雨の時期はムシムシジトジトしていて食欲がないという方もいるかと思います。
そこで登場するのが酸味のあるすっぱい料理や、さっぱりとした食事。食べやすいことに加え、酢を使った料理には、さまざまな健康効果が期待できます。
この時期なら疲れをやわらげてくれる料理がいいですよね。
梅雨は湿度が高い上、冷え込む日があったり蒸し暑い日があったりと、その寒暖差から疲れやすい傾向があります。
そこで飲みたくなるのがお酢ドリンク!!スーパーやコンビニに行くとたくさんの種類が並んでいます。
ストレートタイプや希釈タイプなどがあって便利ですが、糖質類には気をつけましょう。
すっぱいお酢を美味しく飲むために、たくさんの糖質が含まれている、なんて飲み物も少なくありません。
天然の糖類ではなく、加工された糖類(果糖ブドウ糖液糖など)は体内の細胞たちを疲れさせてしまう傾向がありますので注意が必要です。
美味しく飲むことが目的なら問題ありませんが、健康のために!という目的で飲むとなると違うのかな、と個人的にも思います。
そこでおすすめしたいのが、手作りのお酢ドリンク。
黒酢やりんご酢は酸味がマイルドなので比較的飲みやすいですよ。お好みではちみつやアガベシロップのような天然甘味料で甘みを足してください。
そして梅雨の文字にもある梅。
さっぱり食材の代表である梅は、約1500年前に中国から日本に入ってきてしばらくは観賞用だったそうです。
平安時代になると梅干しとして加工されましたが、梅干しは日常で食べるものではなく、その薬効の高さから薬として用いられていたそうです。
鎌倉時代は乱世でしたので、保存性があり殺菌効果のある梅干しが武士たちの食を支えたようです。
平穏だった江戸時代は、甘いものや紫蘇漬、砂糖漬など加工梅の種類も増えて庶民の間に広まったそうですよ。
添加物のない時代、保存性や殺菌作用の高い梅干しは重宝されたのだと思います。
ちなみに昭和生まれの筆者が幼いころのおにぎりの具はほぼ100%梅干しでした。
梅干しは白ごはんのお供であるのはもちろん、和え物や煮物にも使われます。
和え物では適度な塩味と個性的な酸味でさっぱりした和え衣に。
梅煮にすれば梅独特の強い酸味が薄れ、肉や魚の生臭さを消し、柔らかく仕上げる効果があります。
さまざまな効果が期待できる梅を上手に使っていきたいですね。
さて梅雨本番。食欲がなくてもすっと食べられるようなさっぱり味のレシピを紹介しています。
作って食べて疲労回復できるようなレシピなので、チェックしてみてください。
アジの梅南蛮漬け
<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>
梅干し煮豚
<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>
参照:「井上梅干食品株式会社」HP
オフィシャルメンバー:滝野 香織