豚肉で夏バテ対策!栄養価やオススメの食べ合わせは?

暑さが厳しくなる季節、夏バテ対策にぴったりの食材といえば「豚肉」です。

このコラムでは、豚肉の栄養価をお伝えするとともに、おすすめの食べ合わせを紹介。

養豚の経営管理を行うEco-Porkさんにお話をうかがいました。



豚肉の栄養価は?

豚肉はおいしいだけでなく、栄養価からみても優秀な食材。

夏バテしやすい方に摂り入れてもらいたい栄養素が豊富に凝縮されています。

【タンパク質】

夏バテする原因のひとつに、筋力の低下があります。この筋肉の元となるのが三大栄養素であるタンパク質。

部位によって含有量が異なるため、タンパク質の量を重視するならヒレ肉がおすすめです。

さらに豚肉にはセロトニンの元となる「トリプトファン」というアミノ酸も豊富に含んでいるため、心身の疲労にも良いとされています。

【ビタミンB1】

エネルギー代謝をサポートする働きがあるビタミンB1は、ご飯やパンなどの糖質を体内で燃やし、エネルギーに変換する大事な役目を持つ栄養素。しっかり摂取することで夏の疲労回復が期待できます。

この豚肉に含まれているビタミンB1は、100gあたりの含有量が食材の中でもトップクラスといわれ、鶏肉や牛肉と比べても5〜10倍もの差があるとされています。

【鉄分】

夏バテの症状には疲労感や体力の低下がありますが、その一因として体内の酸素不足。

体内の酸素を行き渡らせるためには、鉄分の補給が必要です。

鉄分を補給することで体内の酸素不足を防ぎ、疲労回復が期待できます。

豚肉には鉄分が含まれていますが、特に赤身部分に豊富。

鉄分はビタミンCと相性が良く、一緒に摂取することで相乗効果が期待できます。



夏バテ対策におすすめ食べ合わせ

豚肉は調理方法や他の食材との食べ合わせによって、その効果の向上が期待できます。

ここでは、おすすめの食べ合わせを紹介していきます。

ビタミンCをプラスする

夏バテ対策には、ビタミンCの補給が欠かせません。

ビタミンCは疲労回復や免疫力アップが期待できるため、豚肉と一緒に食べればエネルギー効率アップを狙えます。

特にレモンはクエン酸が豊富なため、食欲増進にも繋がります。

豚肉の料理にレモンを絞ったり、一緒に炒めてみるのもおすすめです。

冷しゃぶ

夏の定番といえば冷しゃぶですが、そのままお湯でしゃぶしゃぶしてしまうと、せっかくの栄養分が溶け出してしまいます。

例えば軽く蒸すなど工夫をすれば栄養を逃がしません。蒸すのが難しい場合は、しゃぶしゃぶの残ったお湯を〆の中華スープとして楽しむのがおすすめ。

鶏がらスープと軽く塩・胡椒を入れ、長ネギを刻めば、おいしいスープの出来上がりです。

また、クエン酸豊富なレモンを絞ってビタミンCをプラスすれば食欲アップにもつながります。

▼豚バラしゃぶ

豚バラしゃぶ 

<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>



豚肉のスープ

料理で余った野菜をまとめて使いたいときは、スープ系レシピがおすすめ。豚肉の栄養素を余すことなくいただけます。

薬味に生姜をプラスすれば、血行促進をはじめ、むくみや殺菌作用などさまざまな効能も期待できます。

▼塩もみ白菜と豚肉のスープ

塩もみ白菜と豚肉のスープ

<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>



豚肉は栄養価が高く、夏バテ対策に最適な食材です。ちょっとした工夫で、豚肉の栄養素をしっかり摂取できますので、ぜひ。

本記事で紹介したコツを取り入れて、夏バテ対策をおいしく準備してみてくださいね。




取材協力

【Eco-Pork】

参考

【Eco-Pork】

【「お肉」の参考書】

【アリナミン】

タグ

    オススメコラム・特集

    このコラムに関連するコラム