11月11日はチーズの日!いつから日本人は食べるようになった?

前菜からおかず、スイーツまで、どんな料理とも相性がいいチーズ。11月11日は、そんな「チーズの日」です。

このコラムでは、チーズの日にまつわる由来や日本のチーズの歴史、チーズブームについてご紹介します。



11月11日は「チーズの日」!その由来は?

チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会によって1992年に制定された11月11日の「チーズの日」。

それ以来、このチーズの日に合わせて全国各地でイベントや祭典が催されるようになりました。

そもそも日本におけるチーズの歴史は、飛鳥時代に現在のチーズの元祖といわれている「蘇(そ)」を作っていたという記録が「右官史記」のなかで綴られていたことから始まります。

蘇は、牛の乳から作られていましたが、これは中国から伝来した「酥(そ)」が元になっているようです。

さらに右官史記の記述には「文武天皇四年(西暦700年)10月」という日付が添えられていて、旧暦の10月は新暦の11月にあたると考えられています。

そのため、11月=チーズの日とするようになったのが、チーズの日の由来といわれています。

その流れからチーズの日を「11月11日」に設定した背景には、覚えやすい日付だという理由があるようです。



チーズブームは何度も起きている!

さまざまな料理に使われるチーズですが、過去に何度もブームを巻き起こしている食材です。

ここではいくつかのチーズブームを振り返ってみたいと思います。

90年代ブーム「ティラミス」、再燃中!?

1990年にブームとなったスイーツのひとつといえば「ティラミス」。

それまで日本でティラミスを食べるといえば、高級イタリアンくらいでした。しかし、雑誌などメディアの特集で紹介されたことをきっかけに流行が加速。

ティラミスの材料であるマスカルポーネチーズは、ティラミスブームとともに売り上げが爆発的に上がったそうです。

ちなみにティラミスは、手が込んだスイーツのように見えますが、材料を混ぜるだけで完成する簡単スイーツ。

大きな器で作れば、パーティー向けスイーツとしても喜ばれます。

最近では専門店やコンビニスイーツでも販売されているティラミス。今になって再びブームがやってきたともいわれています。



ワイン×チーズの最強コンビは何度もブーム到来!

1964年の東京オリンピックや1970年の大阪万博の後に「食の欧米化」が進み、第一次ワインブームとなった日本。

その後も「1000円ワインブーム」「高級ワインブーム」など次々にワインムーブが続きます。最新のワインブームは第7次ブームといわれており、これは2012年頃から始まったとされています。

そんなワインブームとともに売り上げを伸ばしたのが「カマンベールチーズ」の存在。

その見た目に気品があることからチーズの女王と呼ばれ、万人ウケしやすい味わいと食べやすさから今日では定番チーズとして人気です。

近年のブームは「バスクチーズケーキ」!

近年のスイーツトレンドとして盛り上がっているといえばチーズケーキ。外はカリっ、中はトロっ、スペイン発祥「バスクチーズケーキ」が注目を集めました。

コンビにスイーツをはじめ、専門店が登場するなど、お手軽から高級までSNSを中心に話題となっています。



知れば知るほど奥が深いチーズの魅力。チーズの日となる11月11日は、ぜひチーズ料理を楽しまれてはいかがでしょうか。



参考

【日本食糧新聞】

【チーズフェスタ】

【ダヴィンチ】

【デリッシュキッチン】

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