おしゃれFOODIEがいく〈再びのおから〉

FOODIE(フーディー)とは、美味しい時間を楽しむことに積極的な人たちを指します。レストランがお客を選ぶ時代はもう終わり。いつ、どこで、何を、誰と、どのように食べたいかは自分で決める!そんなFOODIEがこれからの食文化を作り出す未来もそう遠くはありません。

そんなFOODIEが注目している新しい文化について、今回は「おから」をキーワードにご紹介したいと思います。

おからは毎年周期で流行るお馴染みの健康食材です。今流行っているおからを挙げれば「おからパウダー」が該当するのではないでしょうか。生のおからは腐りやすくて日持ちしませんが、乾燥させたおからパウダーは日持ちもするし、栄養が凝縮されているそうです。また、比較的安価で売られているので料理に挑戦しやすい印象もあります。おからパウダーが商品棚から品切れになっていると「あ、何かテレビで特集したのかな」と思ってしまうくらいです。

そもそも「おからパウダー」とは、水に浸漬大豆を磨砕し、豆乳と分離した後のおからを短時間で乾燥させたものです。このおからパウダー、何が人を惹きつけるのか理由をつけるとしたら、それは豊富なたんぱく質と食物繊維です。たんぱく質の多い食品といえば、肉や魚を思い浮かべますが、それらに食物繊維は望めません。ですがおからなら、その成分の半分が食物繊維で細かく分ければ不溶性食物繊維です。胃で消化されることなく腸まで届くため、便秘の解消に効果を発揮してくれるのです。さらに食物繊維には不要物をからめとり、腸内を綺麗にする効果も期待できます。ただし不溶性食物繊維を摂りすぎると便秘になるケースもあるので要注意。便のカサを増して排便を促すので、腸の蠕動(ぜんどう)運動の機能が低くなっている高齢者や重症な便秘症の方は食べ過ぎないようにしてください。

おからに含まれている栄養で知っておきたいのが、良質な植物性たんぱく質である大豆たんぱく。動脈硬化を防ぎ、血管壁をしなやかにして血栓を防ぐ効果が認められています。また、体内で合成されないので食品から摂取する必要のある必須アミノ酸を多く含みます。おからのアミノ酸スコアは91、植物性たんぱく質の中では良質といえるでしょう。

その他にも植物性の良質な脂質酸を含み、コレステロールはゼロです。血中のコレステロール濃度を下げて正常にする効果があるとも言われており、最近ではエネルギー代謝を高めて体脂肪燃焼を促すことが明らかになっているようです。

ではおからパウダーはどのように日常の食事に取り入れるとよいでしょうか。パウダー状なので単純にふりかけて食べることはできますが、水に溶けないのでザラザラとした食感が残ってしまいます。また、おから独特の風味もあります。そんなときは油分の出番。ひき肉に混ぜると、肉の脂分でさほど気にならなくなりますよ。また、ヨーグルトのように水分が多くドロリとしたものは、ザラザラを包み込んでくれるので飲み込むときに口の中に残りにくくなります。同様にマヨネーズとの相性も良いのでおすすめです。

おからパウダーは大量に食べてもすぐに健康効果が感じられる食材ではありません。毎日少しずつを継続させることが大切です。毎日が難しければ、たまにでも大丈夫です。朝食のスクランブルエッグはもちろん、子どもたちが好きな夕飯のハンバーグやカレーにちょい足しするだけでOK。粘度のありそうなものにちょい足しすることから始めてみると良いと思いますよ。

おからを使ったレシピを紹介!

エビおからナゲット

エビおからナゲット

<レシピの詳細は画像をタップしてください↑↑↑>

参考 「日本乾燥おから協会」WEB

「あさイチ」NHKWEB

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