妊娠中に起こる症状として多くの妊婦さんが悩まされる「つわり」。

吐き気で食欲がなくなる人から食欲が増して食べ過ぎてしまう人までさまざまなケースがあります。

今回のコラムでは食欲が高まる理由とともに、食べ過ぎ防止が期待できる、ヘルシーなお家スイーツをご紹介。身体の状態に合わせて効率よく摂取する方法と合わせてお届けします。

妊娠初期〜中期の「食べつわり」に要注意！

妊娠中、胃の中が空っぽの状態でいると気持ち悪くなることがあります。個人差はありますが、なにか食べないと吐き気がくる・気分が悪くなる、この症状を「食べつわり」と呼びます。食べつわりが起こる代表的な原因としては、①胎児に栄養を送るため、②妊娠によるホルモンバランスの変化で下がった血糖値を高めようとする反動、などが一般論として挙げられているようです。初期で終わる人もいれば出産直前まで続く人もいるので、正確な食べつわりの終わりはわからないというのが現状…。食べつわりによる食べ過ぎで体重が増加してしまうのは避けたいところですが、我慢するのもストレスになってしまいます。そこで、自宅で手軽に食べることができる低カロリーなお家スイーツに注目！時間を掛けずに完成できるオススメスイーツをチェックしていきましょう♪

妊娠中のスイーツは満腹感を感じられるものを！

空腹感を減らすためには腹持ちの良いスイーツがベスト。妊娠すると便秘や下痢など身体機能のバランスも崩れやすくなるので単純に甘いだけのお菓子ではなく、身体のことを考えたスイーツを食べるように意識してみてください。

■食物繊維たっぷり！牛乳寒天ゼリー

材料：牛乳500ml、水 200ml、粉寒天4g、砂糖 10〜50g（お好みで）

①鍋に水と粉寒天を入れて火にかけます。沸騰後、弱火にして1~2分ゆっくりと混ぜ、寒天が溶けたら砂糖を加えます。

②鍋の火を止めたら牛乳を加えてよくまぜます。

③お好みのグラスに②を入れます。あら熱が取れたら冷蔵庫で冷やして固めて完成です。

牛乳を豆乳に差し替えてみる、好きなフルーツをプラスするなど味も見た目もバリエーションが楽しめますよ♪

■低カロリーなのに栄養満点！おからクッキー

スーパーなどで手に入る「おから」は妊婦さんの強い味方。低カロリーなのに、良質なたんぱく質や美肌効果を高めてくれるイソフラボン、免疫力を高めてくれるサポニンなど豊富な栄養を兼ね備えています。

材料：生おから約450g、ホットケーキミックス200g、水 大さじ1、はちみつ（お好みで）

①生おから、ホットケーキミックス、水を混ぜてコネたらこぶし１つ分くらいの大きさに均等に分けます。

②クッキーをつくるようなイメージで耐熱皿に薄く伸ばします。（厚さ3mmが目安）

③電子レンジ（700w）で約4分加熱します。

④はちみつをかけてできあがり。

電子レンジを使ってあっという間にできてしまうシンプルなおからクッキー。スーパーで買うよりもかなり安上がりになるのでオススメです。材料を混ぜるときにココアパウダーやきなこ、ごま、青のりなどを加えるとさまざまな風味が楽しめますよ。

妊娠中にスイーツを食べるタイミングはいつ？

妊娠中は常にお腹が空きやすい状態。とくに血糖値が低い朝は軽くでもお腹を満たしておくと良いとされています。例えば朝起きたとき。ベッドや布団のサイドに軽くつまめるクッキーなどを置いておくと食べつわりの症状を軽減できる可能性があるのでぜひ実践してみてください。また、空腹の勢いに任せて大量のスイーツを一気に食べてしまうのはNG！体重増加に加えて食べ過ぎで気分が悪くなってしまうので要注意です。お腹の中にいる赤ちゃんのことを考えながらお家スイーツを楽しんでみてください。