ウォーキング・ジョギング・ランニング

爽やかな新緑の季節になりました。運動を始めるにも、運動をするにもちょどいいですよね。そんな手軽に始められる運動のひとつにウォーキング・ジョギングがあります。特別な道具は必要ありませんが、足にあったシューズを用意することは、長く続ける大切な要素になります。
ところでみなさんは、ウォーキング・ジョギング・ランニングの違いをご存知でしょうか。今回はその区別と運動効果、おすすめポイントなどについて書きたいと思います。
 
〈ウォーキング〉
基本姿勢は、吐く息とともにお腹を腰に引き寄せ丹田に力をこめます。さらに、くるぶし・おしりの横の骨(大転子)・肩・耳までを一直線にして真っ直ぐに立ちます。歩き出しの脚は、みぞおちから出ているイメージで動かして骨盤は常に正面を意識。自然に「かかと」から足をおろし、ペタペタ歩きをしないように注意します。常に両足が地面についているのがウォーキングの鉄則です。呼吸は2回吐いて1回吸う、これを意識しましょう。
歩く速度は時速7㎞が目安。(1分間に120m進む速さ。大体1分で150歩程度)女性や初心者は6㎞程度が良いとされています。時速8㎞を超えると走ってしまいたい衝動に駆られるそうですが、時速8㎞だと走るよりも歩く方が運動効果そのものが上がり、エネルギー消費量も上がります。ただし、正しい姿勢で時速7㎞のウォーキングをするのは容易ではありません。10分でも汗をかくレベルの運動なのです。正しい姿勢のウォーキングができるようになったら、速度を上げたり、ゆっくり歩いたりを繰り返す「インターバルウォーキング」を取り入れましょう。

〈ジョギングとランニング〉
ジョギングは健康増進目的で行われ、運動強度は喋りながら走れる程度です。
ランニングはレース出場や趣味の目的で行われ、息が弾む~息切れする程度とされます。速度で言い換えると、時速は6.4㎞以上がランニング、それ以下がジョギングとなります。
ジョギングもランニングも体が地面から離れる瞬間があるので、足腰に負担がかかり、その分だけ筋肉を使うので運動強度が上がります。スロージョギングという分野もあり、文字通りゆっくり走るというものです。運動強度はウォーキングよりもジョギングよりも低いとされますが、体への負担も少なく心地良く続けられるという人もいます。
ジョギングやランニングを行う上で、何よりも大切なのは続けること。お気に入りのシューズやウエアを買うことでモチベーションが上がり、続けられることもあります。時間やタイミングを決めるのが継続のきっかけにも繋がります。
今日はウォーキング、明日はジョギングでもよいのです。
健康寿命を延ばすため、QOL向上のため、始めるならこれを読んだ今です!!

(オフィシャルメンバー:滝野香織)
 
参考 「ハウス食品グループ株式会社」HP
   「アシックススポーツ工学研究所」

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