2020.6.9UP
魚料理は面倒くさくない
毎日の献立作りのポイントとして、
『マゴハヤサシイ』
というキーワードを聞いたことはありますか?
『孫は優しい』
優しいお孫さんがいるといいね、という話ではありません。
マ=豆類
ゴ=ごま、ナッツ類
ハ=海藻類(わかめの頭文字より)
ヤ=野菜類
サ=魚類
シ=きのこ類(しいたけの頭文字より)
イ=芋類
日本の伝統的食事に使われる食材たち。
これらの食品をまんべんなく摂ることでバランスのいい食事になるという考え方です。
この中にも入っている「魚」。
体に良いという認識を持ちつつも、面倒だからあまり調理しないという方が増えているようです。
日本の現状
魚の消費量は年々減少傾向にあります。
2010年頃までは、日本人のたんぱく質摂取の主となるものは魚でしたが、今や肉が主となり、魚は二番手。魚種別の購入量は、切り身の状態で売られているサケ、マグロ、ブリが上位を占め、消費者は健康志向、簡便化志向の人が増加しているそうです(水産省調べ)。
私の周りでも、魚は肉に比べて割高だしレシピが思いつかないからあまり買わない。
といった声を聞きます。
丸ごと食べよう
魚は、切り身の骨の処理などが面倒で子どもが食べないという声を聞きます。骨の処理が苦手な人におすすめしたいのは、小魚を丸ごと食べること。煮たり焼いたりすると骨が気になりますが、揚げると骨も柔らかくなり、丸ごと食べることができるのでおすすめです。
小魚はいつも売っているわけではないですが、お店で見かけたらすかさず買って試してください。
おススメレシピ
◇小魚のフリット
缶詰を味方に
ここ数年、魚の缶詰のブームが注目されていることもあり、常備されているご家庭も多いのではないでしょうか。水産缶詰の中で一番多く生産されているのはサバ缶です。同じ青魚のイワシ缶にも注目が集まっています。栄養価の高さがメディアで取り上げられ話題となりましたが、手ごろな価格も手伝って人気は継続中。これらの青魚の缶詰には、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。腸内環境を整えるのに欠かせない栄養素が手軽に摂れる缶詰は、うまく取り入れたいところ。サラダにのせるだけでも食べ応えがあって栄養豊富な一品ができますよ。
蒸し魚にチャレンジ
大きな魚を一尾買ったり、切り身を買ったときにおすすめしたいのが蒸し魚。野菜と一緒に蒸すことで魚の旨味が野菜に染みわたり、簡単ヘルシーながら絶品の魚料理に仕上がります。蒸し器がなくても、マルチグリルやフライパンがあれば蒸し魚が作れます。
おススメレシピ
◇白身魚と野菜の蒸し物
さあ、今夜は魚料理を召し上がれ。
(オフィシャルメンバー:戸根みちこ)
参照:
【水産省HP】