つけない、増やさない、やっつける!家庭でできる食中毒予防

気温と湿度が上がり始める6月は食中毒が増える季節。新型コロナウイルスで外出自粛が続いていますが、過程でも食中毒が発生する可能性はあります。家族の健康を守る食中毒対策を、この機会に見直してみましょう!

食中毒予防の3原則
厚生労働省が提示している食中毒予防の基本は「つけない」「増やさない」「やっつける」です。当たり前と思っていても、意外にできていない予防対策。実践すべきポイントをまとめてみました。

「つけない」
さまざまな細菌が付いている手から食中毒の原因となる細菌やウイルスが食品に付けないようにするためには「手を洗うこと」が重要です。料理を始める前や生肉や生魚、卵などを取り扱うときはもちろん、調理途中でトイレに行く、鼻をかむ、ペットに触れる、残り食材を扱う前など、その都度手を洗うことが大切です。

「増やさない」
高温多湿な環境で増えやすい細菌は、マイナス15℃以下になると増殖が止まるといわれています。生鮮食品は購入後や調理後はできるだけすぐに冷蔵庫に入れて低温で保存するのがベストです。冷蔵庫を開けっ放しにしたり、食品を詰め込み過ぎると冷蔵庫の温度が上がりますので、注意してくださいね。

「やっつける」
食中毒の原因となる多くの細菌やウイルスは、75℃以上1分以上の加熱で死滅するといわれています。加熱して調理することがそのまま予防対策に繋がりますので、調理方法を意識してみましょう。また、使用した調理器具も熱湯をかけたりキッチン用除菌スプレーなどが有効です。

正しい手洗いで細菌・ウイルスの付着を防ぐ!
手に付いた細菌やウイルスは水で手洗いするだけでは取り除けません。時計や指輪を外し、よく濡らした手に石けんをつけて、手の甲、指先、爪の間、手首まで念入りに洗うのがベストです。爪が伸びている方は爪を短くカットしてください。洗い終わったら、清潔なタオルやペーパータオルで拭き取り、乾かします。濡れたままにしないよう、しっかり乾かしてくださいね。

食中毒の予防は毎日の行動から。「つけない」「増やさない」「やっつける」の3原則を家族全員で共有して、おうちごはんを楽しんでみてはいかがでしょうか。


参考:
【政府広報オンライン】
【全国健康保険協会】
【厚生労働省】

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