梅雨入りしたら食中毒対策を強化!食材の保存や調理方法、残りものはどうする?

食中毒が発生しやすい梅雨シーズンの始まりは、毎日のおうちごはんで取り扱う食材にもより注意を払い、食中毒対策を意識したいものです。スーパーやコンビニで食品を購入してから食べるまでの調理方法、そして食べた後の保存方法まで、具体的な予防のポイントをお届けします。

食材を購入するときに気を付けるべき点は?
スーパーでの買い物で当たり前のようにチェックしている消費期限や賞味期限ですが、梅雨の時期はさらに注意すべきポイント。買い物に時間が掛かる方なら、要冷蔵・要冷凍とされる肉や魚など生鮮食品や冷凍食品は、何を購入するか店頭で目星を付けて、買い物の最後に購入しましょう。もちろん、汁物が他の食品に付かないようビニールに入れて小分けすることも忘れずに。買い物が終わったら寄り道をせず家に帰るのがベストです。

家に帰ってからの保存方法は?
肉や魚など冷蔵・冷凍が必要とされる生鮮食品は、家に帰ったらすぐに冷蔵庫・冷凍庫に入れてください。数日で食べるお肉ならペーパータオルで肉汁を拭き取りラップや保存容器で密封して5℃以下の冷蔵庫へ。できればチルドルームへ入れておくとお肉が熟成されてうまみが増すというメリットになります。すぐに調理しないのであれば、1ヶ月ほどの長期保存が可能な−15℃以下の冷凍室に。お肉の場合は下味を付けるなど下ごしらえをして小分けにすると効率よく調理に使えます。

実際に調理するときはどうする?
まず料理の前に行いたいのが、石けんでしっかり手を洗うこと。カット野菜も含め、買ってきた食材も使う前に流水で洗うのがおすすめです。そしてできれば、まな板や包丁も「肉用」「魚用」「野菜用」と食材に合わせて使い分けた方が◎。冷凍しているお肉や魚は自然解凍よりも冷蔵庫や電子レンジを選んだ方が安全です。もちろん料理が終わった後は、使った台拭きや調理器具は熱湯をかけて殺菌してあげるのが理想。キッチン用の除菌スプレーと併用して、食中毒対策をしてくださいね。食事をする前にも家族みんな、石けんでの手洗いを徹底しましょう。

残ったおうちごはんはどうする?
食中毒の予防を意識するなら、残ったごはんを保存する前にもう一度手洗いをするのがおすすめです。清潔な手と清潔な容器でしっかり密閉して保存してくださいね。再び冷蔵庫から取り出して食べる際も、電子レンジなどで十分に加熱してからいただいてください。変な匂いや色が気になる場合は食べるのを控えてくださいね。

食品から感染する事例は出ていないといわれている食新型コロナウイルスですが、まだまだ予断を許さない状況が続きます。食中毒対策と合わせて、食材の調理や保存をこの機会に強化して家族の健康を守ってください。

参考:
【政府広報オンライン】
【全国健康保険協会】
【厚生労働省】
全国食肉生活衛生同業組合連合会

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