2021.4.2UP
発酵食品で腸内環境を整える
この春は、子どもたちとみそ作りをしました。
その時に話をしたのが、発酵のこと。
発酵食品が体に良いということは、何となく知っている方がほとんどだと思います。では、発酵食品とはどういうものか正確に知っていますか?
発酵とは、「微生物の作用によって食品が変化すること」を指します。
発酵食品は腐っても同じことでしょ?
なんて子どもたちが言ったりもするのですが、発酵と腐敗はちがうもの。
腐敗は「微生物の作用によって食品が変化した結果、食べられない状態になる」ことを言います。発酵は食べるのにふさわしい状態に変化するので、腐敗とは似て非なるものなのです。
発酵食品は腸内の善玉菌を刺激して腸のぜん動運動を活性化させてくれる効果があるといわれており、それによって免疫力の向上が期待できるとされています。
近年、腸内環境が体に与える影響はかなり注目されています。幸せホルモンのセロトニンの約9割は腸内で作られることや、花粉症の症状改善に腸内環境の改善が影響するということも少しずつ研究でわかってきているようです。
主な食品と効果的な食べ方
乳酸菌の含まれるヨーグルトやチーズにキムチ、麹菌・酵母菌などが含まれる味噌やしょうゆ、納豆菌が含まれる納豆など。発酵食品には身近な食品がたくさんあります。
一度にたくさん摂るよりも、毎日数種類の発酵食品を継続的に摂るほうが腸内環境の改善にはオススメです。発酵食品同士で組み合わせると、より深い味わいが出るものも多いので、組み合わせで楽しむのもいいですね。
おすすめレシピ
そのまま食べることが多いヨーグルトは、サラダドレッシングとしてもおいしくいただけます。こってりした料理の付け合わせにもピッタリです。
味噌とヨーグルトのダブル発酵食品で漬けるチキン。ヨーグルト効果でしっとりジューシーになります。やさしいお味はニンニクでパンチをきかせて。マルチグリルにお任せすれば簡単にちょうどいい焼き加減のチキンの出来上がりです。
チーズは味がしっかりしているので味付けせずとも味が決まるありがたい存在。タラとの組み合わせは相性抜群です。マルチグリルのノンフライモードで焼き上げる、ヘルシー春巻きです。
毎日グリル部のレシピの中にも、発酵食品を使ったレシピが多数あります。
こんな食材使いたいな、というときは食材で検索してみてもいいですね。
参照:新しい腸の教科書(池田書店)
オフィシャルメンバー:戸根みちこ