2021.6.2UP
意外と知らない?お得なお肉の選び方
日々の買い物でお肉を買うとき、どのような基準で選んでいますか?
できるだけ良質なお肉を、安く買えたらいいですよね。
切り落としとこま切れ肉について
お肉売り場では、肉の種類や部位ごとに分けられて商品が並べられています。パッケージを見ると、「豚肩ロース肉」「牛モモ肉」というように書かれていると思います。
こうしたお肉よりも比較的お手頃な価格で売られているのが「切り落とし」や「こま切れ」と書かれたお肉。これらは、ブロック肉や薄切り肉などを切り分けた後に残った部位を切ったものです。
切り落としは、部位が指定されていて肉の厚さも均一。形が揃ってないから値段もお手頃。ご家庭で炒め物やしゃぶしゃぶなどの料理に使うのには全く問題なし。
こま切れは部位指定がなく、厚さにバラつきのある様々な肉が入っています。肉じゃがやカレーなど、厚さが均一でなくていい煮込み料理や、細かく切って使うときなどにお勧め。
端っこの肉だから・・・と侮ることなかれ。
例えばA5ランク和牛が特売の日は、こま切れ肉にA5ランクの和牛の端っこが入っている可能性もある、かなりお買い得かもしれないお肉です。
ひき肉はお得?
ひき肉は、切り落としやこま切れにもならない端の部位や、筋張っていたり脂が多い部分をミンチにしているものが多いです。そのため、部位指定のお肉よりお買い得な値段で見かけることが多いですね。肉の組み合わせ方は販売側にかかっているので、こだわりを持っておいしい配合で出しているところもあります。傷みが早いお肉でもあるので、選ぶ際に注意が必要です。
新鮮なお肉の見極め方
鮮度が一番わかりやすいのがひき肉。
細かくなっている分、空気に触れる部分が多く傷みやすいのです。ひき肉の中でも足が早いのが鶏肉。鶏ひき肉を売り場で見てみると、ひき肉の形がはっきりせず、水っぽくなっていることが多いと思います。できるだけ形がはっきりした鶏ひき肉を選んでください。
また、お肉全体に共通して言えるのがドリップの量。ドリップというのは、肉から出てくる液体です。ドリップが多く出ているのは、切ってから時間が経っている証拠。ドリップの出てしまったお肉はうま味が抜けて臭みが強くなってきます。
おいしそうなお肉を買ってきたら、おうちで何日も放置しないのも重要。すぐに食べない場合は冷凍したり、オイルや塩と一緒にマリネしておくなど、ひと手間をお忘れなく。
参照:なし
オフィシャルメンバー:戸根みちこ