2019.11.13UP
果物の上手な摂り方
一年を通して私たちを楽しませてくれる、さまざまな果物。
美容のためにはビタミン豊富な果物は毎日摂りたいものですよね。そして美容と関係なく、純粋に果物が大好き!という方も多いでしょう。
夕食後に冷やしたフルーツをデザートに……というのも幸せなひととき。けれども、実は果物に含まれる「果糖」という糖分は、脂肪酸や中性脂肪の合成に利用されるという特性を持っているのをご存知でしょうか。
穀類や芋類にも糖分は含まれますが、これらに入っている糖分はブドウ糖。太りたくないから夜は穀類を摂らないという方もいらっしゃると思いますが、実はブドウ糖の方が果糖よりも太りにくいと言われています。
そうは言っても一日の終わりのお楽しみを一切禁じるというのも酷なもの。全てダメ!とするのではなく、果物の中でも果糖の少ないものを優先して夜に、果糖の多いものは朝に回すことができたら理想です。朝に摂取した果糖は効率よくエネルギーに回るので、一日の活動をスムーズに進めるのにも役立ちます。
では、果物の中でも果糖が多いものにはどのようなものがあるのでしょうか。「夜食べると太る果物」と「夜食べても太りにくい果物」をまとめてご紹介します。
夜食べると太る果物は?
バナナ、桃、マンゴー、メロン、柿、りんご、ぶどうなど。
これらの他に、避けておきたいのはドライフルーツやシロップ漬けの果物。加工されたものは特に糖分が高くなっていますので、夜には不向きです。
夜食べても太りにくい果物は?
グレープフルーツ、パイナップル、キウイフルーツ、みかん、いちご、ネクタリン
等。
こたつのお供でお馴染みのみかんは糖質低めというのは嬉しいですね。これらは果物の中では果糖の量が少なめですが、いずれも食べすぎには注意が必要です。夜の果物は控えめに。できるだけ朝食べることをお薦めします。
昔、「朝の果物は金メダル、昼は銀メダル、夜は銅メダル」と言われていたのを聞いたことがありますが、このような理由があるのですね。
ぜひ、フルーツを食べるときの参考にしてみてくださいね。
参考資料:
栄養の基本がわかる図解辞典