2019.11.13UP
ずっと使える、愛しのキッチンツールたち ~中華鍋~
我が家で愛用しているキッチンツールには新入りもたくさんありますが、幼少期から慣れ親しんでいる調理器具もたくさんあります。
親が使用する姿を見て、その利便性をよく知っているからこそ、取り入れやすさもありますし、反対に手元にないと困ってしまうものも。
その一つが「中華鍋」。
中華鍋は炒めるだけでなく、茹でる、蒸す、煮るなどさまざまな調理に応用ができるとっても優秀なキッチンツールなのです。
今回はそんな中華鍋についてご紹介したいと思います。
高温調理が手軽に可能!
中華鍋は、テフロン加工などによってコーティングされたフライパンとは違い、高温になっても鍋を傷めることはありません。そのため、野菜炒めを高温でさっと炒めるときに水っぽくならず、フライパンで炒めるよりも断然おいしく出来上がるんです。だからこそ我が家の野菜炒めは基本的に中華鍋でつくります。
調理時の作業効率がいい!
炒め物をするときに、固い野菜などは下茹でしてから炒めることがあります。このとき、鍋とフライパンの2つを使用すると洗い物が増えて片付けが面倒になりますよね。
中華鍋の場合、底が丸くなっているので湯を沸かして鍋で野菜を茹でることが可能なんです。しかも湯を払った後は再度鍋を熱して炒め作業に移ることができるから時短にも◎。
1つの鍋で複数作業があっという間にできるのが中華鍋の強み。フライパンには真似のできないところです。
中華鍋を使うだけで鉄分も一緒に摂れてしまう!
女性に多い貧血。スキレットブームが訪れたときに、スキレットで調理すると鉄分が自然に摂れるということが話題になりましたがじつは中華鍋も同じ。
中華鍋で調理をすると、調理中に少量の鉄分が溶出します。
料理によって異なりますし、これだけで1日に必要とされる鉄分を摂取できるというわけではありませんが、栄養の補助的な役割を果たしてくれます。
小さいころから中華鍋を使った料理を食べていることが理由になるかどうかは定かでありませんが、中華鍋のおかげなのでしょうか、私自身貧血になった経験は一度もありません。
お手入れがラク!
中華鍋のお手入れは面倒そうと言われることがあります。
実際は、コーティングされたフライパンよりもずっとラク。
使用後のまだ熱いときに洗い始めてOKなんです。
お手入れ方法はとっても簡単。洗剤を使わずに、たわしで汚れを落として、その後火にかけて乾かして油をなじませるだけです。私にとっては、すぐに洗えてすぐに乾かせるという点がノンストレスで大好きなところ。
耐久性が高い!
コーティングがはげることがない中華鍋。そのため、コーティングされたフライパンに比べて抜群に耐久性が高いことがメリット。
コーティングされたフライパンはある程度「消耗品」として位置付けているご家庭も多いと思いますが、中華鍋は何年何十年と使っていけるキッチンツールです。
最近はIH対応の中華鍋などいろいろな種類が出回っていますので、IHだから中華鍋は使えないかも…と諦めていた方もぜひ使ってみてください。新しい世界が開けますよ。
出典:
調理中に鉄鍋から溶出する鉄量の変化
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience1995/36/1/36_39/_pdf