2020.4.9UP
豚肉を食べつくす
皆さま、お肉は好きですか?
好んで食べるのは何肉でしょうか。
日本で一般的に食べられる肉は、鶏肉・豚肉・牛肉の3種類。
なかでもお手頃価格の鶏肉と豚肉はご家庭での登場頻度も高いお肉ではないでしょうか。今回は、豚肉をおいしく食べつくすコツについてご紹介します。
豚肉の魅力とは?
豚肉の魅力は、脂の甘さや肉のうまみはもちろんのこと、ビタミンBが豊富な点にあります。
特にビタミンB1が豊富で、このビタミンは糖質を効率よくエネルギーに変えるのを手伝ってくれるもの。体を疲れにくくしたり、内蔵を丈夫にする効果が期待できるとされています。また、運動の持続性が向上、筋肉合成にも役に立つ「ロイシン」というアミノ酸が含まれており、このロイシンのおかげで基礎代謝の向上も期待ができるためダイエットをしている方にも積極的に摂っていただきたい食品なのです。
ブロック肉の扱い方は?
豚はバラ肉やもも肉など、ブロックで手に入りやすいお肉です。ブロック肉の扱いがわからず手に取らない方もいるかしれませんが、扱い方を覚えてしまえば簡単に豪華な料理を作ることができるんです。
ブロック肉の扱い方のコツは、第一には温度管理。
冷蔵庫から取り出してすぐに調理しようとすると、表面の温度と内部の温度の差が激しくなり、外は焼けているのに中は生の状態になりやすいお肉です。ブロック肉を扱う鉄則は、30分以上お肉を常温に出しておくこと。こうすることで表面と内部の温度差がなくなり、生焼けを防ぐことができるのです。
ひき肉も温度管理が大切
ブロック肉は常温に。ひき肉もまた常温に…と思うと、それは全く違います。
ひき肉は、お肉が細かくなって小さいブロックの一つ一つが空気に触れる状態。常温での置き時間が長いとドリップが出やすく旨味が落ちてしまいます。餃子やシュウマイを作るときは、練る直前に冷蔵庫から出して使うのがポイント。ジューシーで美味しい豚の旨味を味わえます。
安いお肉をおいしく食べるコツは?
特売で安くなっていることも多い豚肉。なかには脂肪分がとても多かったり、臭みが強いものもありますが、そのような安いお肉でもおいしく食べたいと思うときもありますよね。そんな時におすすめなのが、下茹での調理法です。沸騰したお湯に豚肉(薄切り肉)をさっとくぐらせて霜降り状態にすることで、余分な脂や臭みを洗い流すことができ、料理に使ったときにさっぱりとおいしくいただくことができます。また、もうひとつおすすめしたいことが下味の仕込み。しょうゆ、砂糖、酒などの調味料に加えて片栗粉も一緒にしっかり揉みこんで下味をつけておくと、調理した時に口当たりが柔らかいジューシーなお肉になります。
主婦にもアスリートにもダイエッターにもおすすめの豚肉。
正しい扱い方、コツを押さえて今日もおいしく食べてくださいね。
(オフィシャルメンバー:戸根みちこ)
参考:なし