2020.8.10UP
カッテージチーズを活用しよう
カッテージチーズとは、どんなチーズか皆さんご存知でしょうか?牛乳から作られるフレッシュタイプのチーズ(熟成させないタイプ。乳に乳酸菌や酵素を加えて固めて、水分をとると白い塊ができる。それがフレッシュチーズ。)
で、木綿豆腐を崩したようなボロボロとした見た目のカッテージチーズ。独特のクセがなく、ヨーグルトのような爽やかな酸味と軽い風味が特徴で、一般的にカップに入って売られています。
そもそもカッテージチーズとは、生乳から乳脂肪分を取り除いた脱脂乳を原料に作られるもの。脂肪分は除去されていながら、たんぱく質やカルシウムは残されているまさにいいとこ取りなチーズです。その為、筋トレやダイエットなどボディメイクをしている人に好まれる傾向がある食材といえます。
カッテージチーズは「低脂肪高たんぱく」と書きましたが、他のチーズと比較してみると一目瞭然、圧倒的に低脂肪高たんぱくことがわかります。代表的なチーズと比較してみたものをまとめてみました。
◇カッテージチーズ100g
カロリー105㎉/糖質1.9g/たんぱく質13.3g/脂質4.5g
◇プロセスチーズ100g
カロリー339㎉/糖質1.3g/たんぱく質22.7g/脂質26g(※プロセスチーズとは、スライスチーズや固形のチーズのように、製品化に当たって1度溶かしてから商品の形に固められたチーズ。)
◇クリームチーズ100g
カロリー346㎉/糖質2.3g/たんぱく質8.2g/脂質33g
ちなみにカッテージチーズは、家庭で簡単に作ることができます。材料は牛乳(低脂肪や無脂肪ではなく生乳100%の牛乳)500㎖・酢(またはレモン汁)大さじ2・塩少々。たったコレだけです。
牛乳を60℃くらいまで温め(指を入れてみて1~2秒入れられる熱さ)、酢を入れて混ぜます。だんだん分離してくるので、キッチンペーパーにとり、好みの軟らかさになるまで水分を抜きます。お好みで塩を入れて調味してくださいね。酢だとしっかりした仕上がりになり、レモン汁だとなめらかな仕上がりになります。フレッシュなチーズですので、オリーブオイルと粗びき黒コショウだけで、美味しいワインのおつまみになりますよ。
食べ方は、サラダにトッピングするのが一般的。いつものグリーンサラダに加えるだけでたんぱく質が摂れ、栄養バランスが整います。南瓜サラダやポテトサラダに混ぜ込むと、マヨネーズの量を減らせるのも嬉しいポイント。果物との相性も良く、バナナ・桃・ブドウ・いちじく・メロン・ブルーベリーなどを、サラダやパンケーキに合わせて食べるのもオススメです。ハチミツやメープルシロップ、ナッツ、生ハムと組み合わせれば最高に美味しいので、ぜひお試しあれ。乳臭さが少なく、胃にずしっとこないのも良いです。
カッテージチーズは目立たないけれど脚光を浴びるための充分な魅力を持つチーズです。みなさんも日常にカッテージチーズを活用させてみてください。
(オフィシャルメンバー:滝野香織)
参考 「雪印乳業チーズクラブ」HP
「食品成分表」