みなさんは「レクチン」という言葉を聞いたことがありますか?
グルテンフリーの食生活と同じように、レクチンフリーの食生活を送る人たちがいます。
レクチンフリーの食生活の目的はダイエット。
今回はレクチンについて書きたいと思います。
レクチンとは、植物性たんぱく質の中でも大きなたんぱく質の総称で、植物が捕食者から身を守ったり攻撃する(相手を弱らせて自分達が食べられないようにする自己防衛システム)のための物質です。
主に植物の種、皮、外皮、葉に含まれており、レクチンを多く含む食材には、
玄米・パン・パスタ・蕎麦・シリアル・じゃがいも・砂糖・豆類全般・スプラウト・豆腐・枝豆・ピーナッツ・カシューナッツ・チアシード・トマト・茄子・きゅうり・南瓜・メロン・とうもろこし・ロウカロリー飲料などが挙げられるそうです。
逆に、レクチンフリーの食生活を送る場合の体が喜ぶ食べ物は、
アボカド・ナッツ全般・栗・ココナッツ・オリーブ・ダークチョコレート・海藻類・キノコ類・アブラナ科の野菜(ブロッコリー、白菜、キャベツなど)・オクラ・玉ねぎ・葉菜類・さつまいも・里芋・こんにゃく・柿・味噌・キムチなど。
レクチンを含む飼料で育った家畜の肉類や乳にもレクチンは残るそうです。
たしかにレクチンは腸の内膜を刺激して膨満感や吐き気、下痢などの症状を引き起こす可能性はあると言われています。
ですので、レクチンフリーの食生活を送ると腸内環境が改善され、食べても太らないシステムを作る腸内細菌が増えるのだとか。
しかし、これらは科学的根拠が薄く、アメリカ発祥の考えですので私たちアジア人に適合するか不明です。
とある学者はレクチンを除去することで、摂取できなくなる栄養素に目を向けるべきだと言います。
レクチンフリーの食生活を送り、ダイエットに成功し、体質改善ができた人も世の中にはいるかもしれませんが、
このような極端な除去食を続ける場合は正しい知識と、医師によるこまめな健康チェックが必要だと思います。
レクチンについては、これから実験実証が重ねられ情報が精査されていくことと思います。
とりあえず流行っているからやってみる!という軽い気持ちでレクチンフリーを始めないことが重要ということですね。
レクチンが多く含まれる食品を摂ったときの体の反応を良く自己観察し、体の不調のこれといった原因だと推測された場合は、食べるのを控えてみるのは良いかもしれません。
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参考 「食のパラドックス」翔泳社
「womans health」WEB