2021.2.16UP
炭水化物が食べたい!その前に
年末年始を過ごしたあと、体がなんだか重いという方は多いのではないでしょうか。
今までなかったはずの場所についたお肉。これがなかなか落ちないのです。「今年こそは運動するぞ!」と思っても、そこまでできないこともありますよね。
そんなときは、まず食べ方から見直してみませんか。
食べる順番が大切
ラーメンやうどんなど、おいしい麺類。忙しいときはそれだけで食事にしてしまうこともありますが、あまりおすすめできません。というのも、炭水化物がメインの一品ものをいきなり食べ始めてしまうと血糖値が急上昇してインスリンの分泌が盛んになり、脂肪を蓄えやすくなります。
同じものを食べて同じカロリーを摂取しても、食べ方によって太りやすさが変わるのです。血糖値の急上昇を避けるためには、いきなり炭水化物を食べるのではなく食物繊維が豊富な食品を先に食べるのがおすすめ。食物繊維が消化吸収を緩やかにしてくれるので、血糖値の急上昇を押さえてくれます。
食物繊維が豊富な食べ物
食物繊維が豊富な食べ物と言えば、野菜にきのこ類、海藻類などがあります。家で炭水化物を食べるときは、これらの食品を含むサイドディッシュを準備しておき、最初に食べるのが良いでしょう。とはいえ、外食時はサイドディッシュを準備するわけにもいかないので、食物繊維が豊富な携帯食を食べておくのがおすすめ。カカオの割合が高いチョコレートや昆布などは、すぐ口に含める携帯食。食物繊維も豊富です。
食習慣は幼少期から
小さい頃は大人よりも体を動かすため、大人のように意識をしなくてもお肉がつくことはあまりありません。ただ、炭水化物を先に食べる習慣が子どもの頃からついてしまうと、大人になった時も同じような食べ方になりがちです。子どもだから大丈夫と思うのではなく、将来を見据えて小さい頃から食べる順番を意識させてあげるといいですよ。
いっそのこと、抜いてしまえばいい?
太ってくると、炭水化物を抜いてダイエットしたくなりますが、これもあまりお勧めしません。炭水化物はエネルギーの源なので、あまりにも不足してしまうと力が出なかったり、すぐお腹が空いて間食したくなる場合があります。また、無理に我慢することがストレスになってしまうこともあります。
食事はおいしく楽しく食べるのが一番。適切な量を適切な順番で食べて、太りにくい食習慣を身につけましょう。
参照:栄養の基本がわかる図解事典(成美堂出版)、大塚製薬HP
オフィシャルメンバー:戸根みちこ