天然のピンクが話題!ルビーチョコレートの魅力

これまで日常的に食べていた食材が見直されたり、新しい食材が次々に登場したりと食材に含まれる栄養価について多くの人が関心を寄せる昨今。近年注目を集めているものといえば、誰もが愛してやまないチョコレート。昨年はダーク、ミルク、ホワイトに続き、第四のチョコレートとして天然ピンクの「ルビーチョコレート」が登場し、2月のバレンタインで大フィーバーしました。今回は、春らしい鮮やかなピンクを身に纏ったルビーチョコレートをご紹介します。

チョコレートの歴史とは?

私たちが知る定番のチョコーレートといえば、ダーク、ミルク、そしてホワイトの3種類。今日では当たり前のように食されていますが、その歴史は紀元前からと言われており、メソアメリカ(現在のメキシコ南部、中央アメリカなどの地域)で生まれ、オルメカ文明やマヤ文明など非常に古い歴史の中で受け継がれてきた食べ物です。

文献によると、中米最古の文明を築いたオルメカ文明(紀元前1500年〜400年頃)にはカカオ(カカウ)という言葉が存在し、オルメカ人が人類で最初にカカオを利用した形跡が残されています。さらにマヤ文明(4〜9世紀頃)ではカカオの栽培が行われ、発見された遺物には陶製の壺に「カカウ」と読める文字の刻まれたものも存在するのだとか。上層階級の結婚式ではカカオ飲料が現代のシャンパンのような役割をしていたと推測されるほど、カカオは大変貴重な食材だったのです。そして14世紀のアステカ王国では、産物の年貢としてカカオ豆を納めていました。中南米を中心に広がり、その後はアフリカ、アジア、ヨーロッパへと世界中に浸透していった食材が、チョコレートの原料「カカオ」なのです。

ちなみに日本では、1797年に長崎の遊女が「しょくらあと」を貰い受けたのが日本初のチョコレート。異国の珍品として知られていたチョコレートは多くの文物の中で「しょくらとを」として紹介されたと言われています。時が流れて1899年、森永商店(現在の森永製菓)がチョコレート製造をスタートしたことで次々にチョコレートメーカーが登場します。こうして、現代へと受け継がれてきたのです。

着色料や香料は一切添加なし!天然ピンクのチョコレート

長い歴史を経て、ダーク、ミルク、ホワイトの登場から80年以上。スイスのチョコレートメーカ「バリー・カレボー」が10年以上の歳月をかけて開発され、厳しい審査を通過したのが「ルビーチョコレート」。着色料もフルーツのフレーバーも一切使用されていない、ルビーカカオ豆に備わっている自然なままでの味と色を特殊な加工技術によって引き出したのが天然ピンクのルビーチョコレートなのです。そんな満を持して登場したルビーチョコレートの特徴がこちら。

・ダークやミルクに比べて、やや酸味がある

・ベリーやイチゴのような甘酸っぱさがある

・ホワイトに近い甘さ

まろやかな酸味のあるチョコレートがお好きな方は、きっとお気に入りになるはず!まだ食べていない……という方は、ぜひ試してみてくださいね。

参考:

日本チョコレート・ココア協会

http://www.chocolate-cocoa.com/index.html

GALLEBAUT

https://www.callebaut.com/ja-JP

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