2022.3.26UP
知って得する栄養知識
私たちの体は、日々食べるものによって作られています。
好きなものを好きなだけ食べるのは幸せですが、健康を考えて食べるのも大切。
きれいになりたい、筋肉をしっかりつけたい、大きくなりたいなど、求めるものは人それぞれですが、そうした願いをかなえるお手伝いをしてくれるのが毎日の食事。
正しい栄養知識を身に着けることにより、理想の自分に近づきやすくなると思います。
年齢に応じた若々しさを保ちたい方は「ビタミンE+油」
抗酸化作用が高く、年齢に応じた若々しさを保つと言われるビタミンE。
効率よく体に取り込むには、脂質と組み合わせることがおすすめです。
ビタミンEが豊富な食品にはにんじん、かぼちゃなどの緑黄色野菜や魚介類などです。
かぼちゃの煮物は、油でさっと炒めてから煮たり、ひき肉と合わせて仕上げにごま油を垂らすなど、油を加える一工夫をすることで吸収率が上がりますよ。
健康な体を目指す方は「たんぱく質+ビタミンB」
成長期のお子さまや、スポーツをされている方が意識して摂りたいたんぱく質。ご存知の通り、
筋肉や内臓、骨など、体を構成する主成分になります。
鶏ささみやむね肉が高たんぱく低脂質の食品としてよく知られていますが、
たんぱく質は、ビタミンB2やB6と一緒に摂るのが理想的。
B2と合わせればたんぱく質を効率よくエネルギーに変えることができ、B6と合わせることで、たんぱく質を構成するアミノ酸の代謝を促します。
ビタミンB2が多く含まれる食品はチーズ、レバー、納豆など。B6が多く含まれる食品には、サバ、さつま芋、バナナなどがあります。
丈夫な骨を維持したい方は「カルシウム+ビタミンD」
丈夫な骨をキープしたい。
そういう時に頭に思い浮かぶのは、牛乳に代表されるカルシウムではないでしょうか。
カルシウムは、カルシウムだけをたくさん摂っても実はあまり吸収率が高くないとされています。
ビタミンDやクエン酸と一緒に摂ることにより、吸収率が高まるそうです。
ビタミンDが豊富な食品なら干ししいたけ、鮭、しらす干しなど。
クエン酸が豊富な食品はレモンやグレープフルーツ、酢などです。
せっせと栄養を意識して食べても、いい食べ合わせを知っている・知らないは大きな差。
知って得する栄養知識、頭の片隅に入れておくと便利ですよ。
参照:知っておきたい栄養学(GAKKEN)
オフィシャルメンバー:戸根 みちこ